「社長、12日に支店へ行くようですがなにか問題あります?」
「実は、担当者がこれから先の事を考えて仕事をしているのかとても不安なんだ。
その事を話したいと思っている」
「それって社長が多分そうだと想像していることですよね!」
「そうだが」
「自分の経験なんですがその事を話す前に大事な事を思い出したのですが、
お伝えしてもいいですか?」
大事なこととは『先入観で想像しない』という事です。
その中でも重要な事は、『相手に聴く』ということです。
それはいったいなにかというと
ズバリ!
「なにか不安があった時、自分で勝手に想像しない!」
という事です。
これができるとどうなるかというと
担当者が先の事まで考えていないと思っていたが
「えっ。そこまで考えていたんだぁ~」と不安が解消される。
私が「こうすればいい」と言ったら担当者が「それやってます!」
とか「やろうと思っていたのに」という心の中で思うネガティブな感情が、
「社長が自分に任せてくれているんだぁ~」とポジティブな感情になる。
社長があれこれいろんなことを考えて疲れていたのが、
もっと重要なことにフォーカスを絞って考えることができるようになる。
こう変わると良くないですか。
そのための鍵は3つあります。
1つ目の鍵は「相手を信じる」です。
2つめの鍵は「先入観をもたない」です。
3つめの鍵は「受けとめる」です。
1つめの「相手を信じる」とはどういうことかというと
相手は「このことを知ってない」とか、「考えてないのでは?」と
想像するのではなく「相手はできている」と信じてしまうことです。
こう思うことで相手に対して「信頼しているよ!」というメッセージが
自然と伝わる。
すると相手も信頼されていると察知するの自分で考え行動する。
2つめの「先入観をもたない」とはどういうことかというと
相手は「こう考えているだろう」と先入観をもって相手の話を
聴くのとそうでないのでは、全く違った視点で向き合うことができる。
音もなく形ももたない。
まっさらな雪の平地に身も心もおく感覚で聴いてみるという事です。
3つめの「受けとめる」とはどういう事かというと
相手の話を聴いた時に、口ぐせのようにまずは「そうですね!」
と受けとめるという事です。
そうすると次になにを話すかを考えることもなく相手の話を
より集中して聴ける。
そしてより深く相手理解することが出来ます。
3つの事はすぐには出来ないかもしれませんが、このことを知っているか
知っていないかでは、まったく違った視点をもつことになります。
私もまだまだできていませんが、
実践することで確実に自分の「小さな心の変化」を感じます。
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